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熊一然氏は一九六一年、内蒙古師範学院芸術学部の美術学科を卒業すると共に母校で教鞭をとるようになり、長年、書道篆刻を教えながら創作活動を進めてきました。
氏は中国歴代の伝統書を深く掘りさげて臨書・研究した基礎をふまえて周・秦時代の大篆と小篆、漢代の隷書を専攻しました。古人の奥深さを発揚し、深い造詣を持っています。氏の書は雄渾で力強く質朴で雄大であり、格調が高く奥深さがあり、独自の芸術的風格を形成しています。
一方、熊一然氏は篆刻家としてもかなりの成果をあげています。氏の篆刻作品平凡の中から躍動感を求め、端整厳粛の中にも自由奔放さを含んでおり、飾り気がなく自然そのものであり、完成の域に達したものと言えます。日本の学者も「古風で飾り気がなく、印刀の勢いが入神の域に達している」として氏の篆刻作品を高く評価しています。