ペーパースクリーン版画について
11月14日(火)21時29分
ペーパースクリーン版画は孔版の版種の一つで、シルクスクリーン版画に対して名づけられ、略してPS版画と言います。和紙にビスコース加工した多孔質の版材を用いて制作したのがペーパースクリーン版画です。 多孔膜の和紙の版にニスやクレヨン・またはポスターカラーで描画して版を作ります。一版多色刷りを基本とし、孔を塞ぎ、刷るという過程を繰り返しながら作品を仕上げます。この版画の特性は、描いたものがそのまま用紙に達する透視版である点です。
ここに掲載の花の画を例に説明すると、先ず最初に黒で全体を刷り黒版を作ります。次に黒線を残すために版にニスで線を描き、白色で刷ります。すると黒線が出来上がります。後は部分的にそれぞれの色を刷り込むために、版の上下で補助版を加工して刷り進んで行きます。色を変える度に版を灯油で掃除して次の色の刷りにかかります。この繰り返しで一版多色刷りが完成します。 インクは油性の版画絵の具を主に油絵の具やプリントゴッコの絵の具等を併用しております。
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